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2006年4月
JFA公認指導者海外研修会2006年
ドイツのバイヤー04レーバークーゼンへ行って来ました。(3月12〜20日)レーバークーゼンのアカデミー(育成組織)でU−8〜19のトレーニング、アカデミーの管理・運営・レクチャー(指導コンセプト)・実技・選手へのサポートなど研修しました。
レーバークーゼンの(育成組織)の第一の目的は「プロ選手を育てる」ことであり各年代で最もその年代に適した環境でサッカーができるように配慮している。たとえば、105m×68mの芝のコートが5面あり、人工芝グランド、ビーチサッカーグランド(ブラジルの海岸の砂)、コーディネーショングランド(ジャングルジムや鉄棒、トランポリン、ロッククライミング、平均台、その他多数)テクニカルグランド(ドリブル、壁パス、ヘディングなど専門に鍛えるため)、クラブハウス(U−8〜19のロッカールーム、シャワールーム、ミーティングルーム、トレーニングジム、レストラン)など
指導コンセプト「1対1に強い」「攻撃的サッカー」「数的優位をつくる」
国際的な育成の流れは戦術的なトレーニングが重要視されているがレーバークーゼンではテクニックが重要だと考えているのでいろいろな要素を含んだテクニックトレーニングをおこなっている。選手の評価で一番重要だと思うのはサッカーに対する愛情や情熱、勝利への意識、真面目さ、自己批判できるか、チームスピリット、試合で強い選手、二番目にテクニック(左、右足でのキック、ヘディング)であると考えている。その他チームの中で個人をのばす個人指導(身長が高い選手はヘディング、一人一人の弱点をスタッフで考え直していく)。レーバークーゼンは攻撃的なサッカーを目指しているのでディフェンス面で積極的にボールを奪う練習をどの年代も重点をおいて、ボールを失った瞬間に奪い返しボールをとられることを恐れて大きく前に蹴るのではなく、しっかりとボールをつなぎ守備ゾーンや中盤では常に数的優位をつくることをポイントに置きトレーニングをしている
スカウティング「良い選手がいなければ、良いチームはできない」
レーバークーゼンアカデミーにいる選手(U−8〜19で150名)は全員スカウティングでとった選手である。アカデミーから70〜100km圏内に住む7,8,9歳の選手をスカウティングの対象にしており2人の専門のスカウトと25人のボランティアのスカウトが地域を分担して地元クラブの選手を見ている。そこで可能性のある選手はレーバークーゼンの練習に参加させ、レベルを見極め獲得するか否かを決める。選手を見極める要素は「将来プロになれるか」という点、身体的要素(運動神経が優れているか)テクニック、知性、パーソナリティー(闘う意志、プレーのインテリジェンス)、スピードを重視している。
選手への教育サポート
選手は学業とサッカーの両面で伸びなければならない。アカデミー的には学習室がありPCやビデオを自由に使えるようになっており学校からアカデミーに来て練習までの間に宿題や勉強ができる。勉強をサポートするスタッフもいる。
アカデミーの管理・運営
レーバークーゼンにはサッカー以外に14部門の種目があり陸上ではオリンピックのメダリストもおり、バレーボール、バスケットボール、ハンドボール、ボクシングはブンデスリーガの1部に所属しているクラブである。約10.000人の会員がいて、うち550人がサッカーの会員である。「プロ部門を有限会社にしてU−8〜15はNPO法人でありアカデミー選手も月会費を払っている」
まとめ
この研修で育成部門の責任者であるヨルク・ピットナー氏から「何が聞きたいか、何をやってみたいかを積極的に申し出て内容の濃い研修にしてほしい」ということであったので「レーバークーゼンのコーチのアシスタントとして直接選手の指導をしたり」「練習の中に入って選手と一緒にコーチの指導を受けたり」「レーバークーゼンのコーチたちと(元ドイツ代表やブンデスリーガ)日本のコーチと日本vsドイツの試合を行ったり(日本の10番でゲームに出場しました)」実に効率的な時間を過ごすことができました。文章ではまだまだ語りきれないものがたくさんありますが、この経験をエルマーノの子供達にプラスになるようにこれからも指導したいと思っています。(大原)
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